SDGsを全社員400名に浸透。
SDGsを全社員400名に浸透。

SDGsを全社員400名に浸透。
沼尻SDGsプロジェクト

「温暖化は終わった。地球沸騰化の時代が到来した」とは、国連のグテーレス事務総長の言葉です。
この文字通り待ったなしの現状において、経営規模の大小に関わらず、企業によるSDGsへの取り組みは、もはや必須事項です。そしてSDGsの推進には、経営陣や担当者だけではなく、すべての社員が当事者意識を持って取り組まなければなりません。沼尻産業では、2021年よりSDGsの社内浸透を目的にSDGsプロジェクトが稼働中です。

沼尻SDGsプロジェクト

沼尻SDGsプロジェクトは「SDGsを全社員に浸透させる」ことを目的に発足。「物流を軸に、地域課題を解決する。」という当社のVISIONを軸に、沼尻産業が単なる物流業務にとどまらず、地域の課題を解決し、地域社会の発展と共に成長するため取り組んでいる。

「SDGs宣言」の策定

「SDGs宣言」の策定。

プロジェクトの目的である「SDGsを全社員に浸透させる」この目的のために何から始めるべきか。お手伝いいただいたのが、メインバンクである常陽銀行コンサルティング営業部様。こちらのご支援を受け、本プロジェクトを推進していくことになりました。

まず取り組んだのは、沼尻産業の「SDGs宣言」の策定。「SDGs宣言」とは簡単に言えば、“持続可能な世界の実現に向け、社会課題の解決となる具体的な取り組み・計画を公表すること”です。さまざまな他社事例を学びながら、当社における実現性、さらに当社の経営理念にマッチした取り組みとは何かなど、ポイントを絞り、打ち合わせを重ね、2021年12月22日、「SDGs宣言」の公表に至りました。

「SDGs宣言」の策定。

SDGsについて本当に理解しているのだろうか?

「SDGs宣言」は出来ました。しかし、大事なのはここからです。宣言公表後、プロジェクトメンバーからこんな発言がありました。「自分自身、正確に理解出来ているか不安。」「SDGsの取り組みは、国がやるもので、自分は関係ないものと思っていた。」など。

そうです、そもそも「SDGsについて、社員の皆さんは本当に理解しているのだろうか?」

SDGs
SDGs

SDGsとは

「Sustainable Development Goals」を略したもので、日本語では「持続可能な開発目標」であり、国際社会共通の目標です。2015年9月に、150カ国を超える世界のリーダーが参加して開かれた「国連持続可能な開発サミット」で決められました。2015年から2030年までの長期的な開発の指針で、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現を目指しています。そのために2030年を達成期限として定められたのがSDGsで「17の目標」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されています。

この内容をきれいに資料にまとめ、社員の皆さんに配布するだけでは、決して理解してもらえないでしょう。SDGsには「地球上の誰一人として取り残さない」という理念があります。つまり、経営陣や一部の人だけではなく、全社員あげて取り組むことに意義があるはず。このままでは、まさに「SDGsウォッシュ(うわべだけの取り組み)」になってしまうのではないか、そんな危機感を持ちました。

全社員、一人ひとりのSDGs宣言

プロジェクトメンバーで、もう一度、ゼロから打ち合わせを行いました。そして、「やらされている」のではなく、社員一人ひとりがSDGsの本質や重要性を理解し、実践に繋げていけるようになるためには、どんなことが有効かという観点から練り直し、以下の3つの取り組みを実行しました。

① SDGs普及啓発に関する参考書を全社員へ配布

こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本

社員の一人ひとりがSDGsへの理解を深め、実践できるよう参考書を配布しました。沼尻社長の発案で、堅苦しい本ではなく、家族みんなで学べる本「こどもSDGs」を採用、社員の理解を深めました。
(参考書:こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本 監修 秋山宏次郎 著 バウンド 発行 カンゼン)

② SDGs動画研修(全5回)の実施

より実態に合ったSDGsへの理解を深めるため、オリジナルの研修動画を作成。対象は、全社員。各センターのシフト勤務があるため、リアルタイムでの集合研修は困難と判断し、常陽銀行コンサルティング営業部様のご協力のもとオリジナルの研修動画を作成しました。
動画はクラウド上にアップ、それぞれが自分のタイミングで研修を受講できるようにしました。
また、この全5回の研修(2022年10月~2023年5月)では、終了時に10問のテストを設け、それぞれの理解度を図れるようにしました。

第1回
SDGsとは?
第2回
地域企業がSDGsに取り組む意義
第3回
沼尻産業様のSDGs取組みについて
第4回
脱炭素・CO2排出ゼロに向けた取組みについて
第5回
SDGsとこれからの企業経営

③ 「わたしのSDGs宣言カード」

2023年5月、第5回の研修が終了し、社員一人ひとりが「わたしのSDGs宣言カード」を作成しました。職場と家庭での目標をSDGs17の目標から具体的に設定し、作成した宣言カードは、SDGs実践の為、カードケースやお財布へ入れるなど、常時携帯がルールです。

わたしのSDGs宣言カード
わたしのSDGs宣言カード

私たちのSDGs

職場のみんなも、自分自身の「SDGs宣言」をしたことで、“職場の節電”や“階段の使用”など、一人ひとりが「SDGs」を自分ごととしている様子が見えてきました。小さな一歩かもしれませんが、こうした変化が沼尻産業全体の大きな活動につながっていくはずです。

私たちのための、私たちによる、私たちのSDGs。“SDGsは自分たちでもできる”。それを実感しています。沼尻SDGsプロジェクトメンバーは、今後も新たな取り組みを進めていきます。

2023年9月現在

N’ Vision 2022-2032-物流で人々を幸せに。

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