日本と世界をつなぐ。
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物流の枠を超えて挑戦し続ける沼尻産業。入社4年目の小川雄大は、独立行政法人日本貿易振興機構茨城貿易情報センター(以下、ジェトロ茨城:茨城県水戸市柵町1-3-1)で国内企業の海外進出をサポートしています。

PROFILE
小川 雄大
2021年入社後、食品物流センターへ配属。主に入出荷の対応やフォークリフト業務を担当。倉庫業務の効率化に取り組み、センターの主戦力として活躍。2024年4月よりジェトロ茨城へキャリアインターンシップ(出向)。自身の強みである英語力と現場で培った物流の知識を生かし、挑戦を続けています。

ジェトロについて

ジェトロ(独立行政法人日本貿易振興機構)は、貿易・投資の促進を通じて日本の経済・社会の発展を目指す独立行政法人です。2003年に設立され、49カ所の国内拠点と76カ所(55カ国)の海外拠点から成るネットワークを活用して、海外ビジネス情報の提供や中小企業の海外展開支援、対日投資の促進などを行っています。また現地の情報を収集し、日本企業と海外企業のマッチングを行う役割も担っています。

海外に関われる仕事に胸が躍る

入社4年目の時、キャリアインターンシップの候補として推薦されました。
当時の私は配属先のセンターの主力として様々な業務を任されており、周りに頼ってもらえる環境にうれしさを感じつつも「今の環境にこだわらず、他のセンターや部署の仕事にも携わってみたい」「新たなことにチャレンジしたい」という思いを抱えていました。

そんな時、英語力を評価され「ジェトロへキャリアインターンシップしてみないか」と上司から声をかけられました。今までとは異なる仕事で、もちろん不安な部分はありましたが、海外に携われる仕事への興味に胸が躍りました。

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セミナーの司会進行に挑戦

ジェトロにおいて、現在担当しているメインプロジェクトは食品関係の輸出事業です。主に中小企業を対象にしたセミナーの運営、貿易投資相談や事業紹介を行っており、企業が海外進出の第一歩を踏み出すサポートをしています。

そんな中、特に感慨深い経験となったのは、セミナーの運営です。
輸出担当者の育成事業(「中小企業海外ビジネス人材育成塾」、以下「育成塾」)やそれに関わる参加者募集セミナー、高度外国人材の採用や定着に関するセミナーの開催に携わりました。

育成塾・参加者募集セミナーでは、司会進行に挑戦しました。これまで人前で話す経験があまりなかったので、苦手意識を感じていました。
司会進行シナリオの組み立て方や円滑な進め方など、分からないことが多くとても不安でした。しかし同僚や上司に積極的にアドバイスを仰ぎ、練習を重ねることで不安を解消していきました。そして何度かセミナーを重ねるうちに、いつのまにか苦手意識も軽減し、自分の成長を実感できるようになりました。
育成塾閉講後もこの経験を活かして、新規顧客訪問にも自信をもって臨むことができるようになりました。

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中小企業海外ビジネス人材育成塾の様子

また高度外国人材に関するセミナーでは、募集内容を記載したウェブサイトの作成やセミナー運営補助、参加者に向けたアンケートの作成・回収など、「裏方の仕事」を経験させていただきました。準備から終了まで、担当したイベントが無事に成功したときの達成感はとても大きかったです。

海外バイヤー向け広報活動、試される英語力

また、ジェトロが運営するオンラインカタログサイト(「Japan Street」)の海外バイヤーに向けた広報活動にも参加しました。
香港コンベンション・エキシビションセンターで2024年11月13日~15日にかけて開催された国際展示会「Cosmoprof Asia 2024」で「Japan Street」ブースを設置し、登録の勧誘を行いました。

海外バイヤーを対象にした広報活動ということで、英語での事業紹介をしたのですが言語が違うだけでこんなにも苦労するのかと驚きました。

専門的な会話に加え、突発的な質問に対する英語での対応力が求められます。はたして自分にできるのかと不安でしたが、参加経験のある同僚に話を聞き、アドバイスを貰いながら入念に事前準備を行いました。加えて、出張前にジェトロ本部からのフォローもあり、さらに自信をもって挑むことができました。

こういった活動が功を制し、「Japan Street」には現在、日本企業約9,800社、海外バイヤー約5,700名が登録してくださっています。(2025年5月時点)

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Cosmoprof Asia 2024 ジェトロブース対応メンバー

続く挑戦

ジェトロ茨城は事務所人員の半数がプロパーではなく、県政関係や銀行、民間企業からの出向者です。日本の経済・社会の発展のためにそれぞれが培ってきた経験・知識が活かされています。
そんな方たちと一緒に、輸出実現に向けた多種多様な施策に携われていることに誇りを感じています。

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ジェトロ茨城の皆さんと小川さん

約1年間、キャリアインターンシップに取り組んできた中で、仲間とともに多くの課題を乗り越えてきました。
今後はこれまで以上に既存顧客との関係を密にし、輸出推進に取り組んでいきたいと考えています。これまで、貿易投資相談では農林水産物や食品・日用品を中心に対応していましたが、今後は分野を問わず幅広く担当していきます。

また新たに、茨城県庁からイノベーション創出に関する受託事業を任され、県庁や海外事務所・海外アクセラレーターといった関係機関との調整や事業の組み立てを行います。まずはイノベーション創出事業の特性をよく理解し、円滑に事業が進められるよう、全力を尽くします。

つくばから世界へ

沼尻産業に戻ったあとは、輸出入や海外に関する事業に携わりたいと考えています。
現在、物流業界ではグローバルサウスへの関心が高まっており、海外進出はさらなる発展において重要だと感じています。人の生活に欠かせない物流インフラを強化していくために、現在ジェトロで学んでいる知識や経験を活かしていきたいです。

ここまで成長することができたのは、周囲の人々の支えによるものです。貴重な経験をさせてくれた河内所長をはじめとするジェトロ茨城の皆さん、そして成長のきっかけをくれた沼尻産業に心から感謝しています。

2025年6月現在

N’ Vision 2022-2032-物流で人々を幸せに。

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