SGS施設セキュリティ認証について
SGS施設セキュリティ評価基準
SGSジャパンが2018年2月に策定した、サプライチェーンに関わる新しい施設セキュリティ評価基準。外的なリスクだけでなく、コンプライアンス違反などの内部リスクも考慮した設計となっており、国内のみならず海外での使用も想定した汎用的な評価基準です。セキュリティ評価基準に適合した企業には「SGS施設セキュリティ評価登録証」が発行され、取引先だけでなく、テナント企業や投資家、周辺地域・住民など様々な関係者へ施設の安全性をアピールできます。
世界初「SGS施設セキュリティ評価登録証」取得
株式会社常陽銀行との事業協創プロジェクト「アクションS」をきっかけとして、セコム株式会社との事業協創に着手。
その最初の成果として2018年3月、当社の物流施設「つくばアーカイブセンター」が、世界初となる「SGS施設セキュリティ評価登録証」を取得しました。
今後も新たな"セキュリティ・ロジスティクス・サービス"の創出に向けて、さまざまな取り組みを展開してまいります。
近年、国内外問わず物流施設は犯罪の標的となりやすい傾向にあり、安全なサプライチェーンを構築することはビジネス拡大の前提条件として、極めて重要なテーマとなっています。
こうした社会背景を踏まえ、世界最大級の検査、検証、試験、および認証機関であるSGSグループの日本法人、SGSジャパン株式会社は、セコムとの共同研究の成果に基づき、サプライチェーンに関わる新しいセキュリティ基準として「SGS施設セキュリティ評価基準」を2018年2月に策定しました。物流事業者は、「SGS施設セキュリティ評価基準」に基づく、対象施設のフィジカルセキュリティレベルの評価登録証を取得することで、施設の安全性を取引先に対し客観的に立証することができます。
一方、セコムと沼尻産業は、事業協創プロジェクト「アクションS」において、"地域内物流におけるセキュリティ・ロジスティクス・サービスの開発"をテーマに協創に着手。その一環として、機密文書の原本保管・原本整理・オンデマンド送信・電子化クラウドサービスを融合したアーカイブシステムを提供する。沼尻産業の「つくばアーカイブセンター」の安全性向上に取り組み、「SGS施設セキュリティ評価登録証」を取得しました。
重要書類やデータを預かるアーカイブセンターとして企業や官公庁、医療機関、研究機関などさまざまな顧客からの期待に応えるために、沼尻産業はセコムの支援のもと、監視カメラ、出入管理システム、機械警備システムなどのフィジカルセキュリティを強化すると同時に、安全管理体制の見直しを実施。SGSグループが目指す、「SGS施設セキュリティ評価基準」の世界展開に向けた記念すべき第一号の案件となりました。